第139回『まちむら興し塾』 2017年1月19日 |
文京区シビックホール 会議室島 |
テーマ
スリランカ Tree of Life Hotel インターシップ報告
コメンテーター
東洋大学 国際観光学科ホスピタリティコース 清水 りぼん さん
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『まちむら興し塾』当日風景・参加者写真 |
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Hotel Tree of Life ロビーでスタッフと 右側が清水さん、笑顔が素敵 |
◆ スリランカとは |
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● 基本情報
➢ 正式国名: |
スリランカ民主社会主義共和国
(旧国名:セイロン) |
➢ 面積 |
65,607k㎡ (北海道の約0.8倍) |
➢ 首都 |
スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ |
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最大都市 コロンボ |
➢ 民族 |
シンハラ人(72.9%) タミル人(18.0%)
その他(8.0%) |
➢ 公用語 |
シンハラ語、タミル語、 英語(共有語) |
➢ 宗教 |
仏教徒(70.0%) ヒンドゥー教徒(10.0%)
イスラム教徒(8.5%) カトリック教徒(11.3%) |
➢ 通貨、レート |
ルピー(Rs.lO, Rs.lOO) 1ルピー= 0.84円 |
➢ 時差 |
+3時間30分
<例> 日本時間 10 : 30 スリランカ7:00 |
➢ 季節 |
雨季と乾期とに分かれ、研修期間中は乾季の時期 |
➢ 気温
研修時期 |
○ コロンボ周辺 平均27℃
● ホテルはコロンボから約40㎞キャシディの
旧市街地の丘の上なので16℃ |
● スリランカと言えば… |
島の中央・山岳エリア → セイロンティー(紅茶)の栽培が盛ん |
島の臨海・ビーチエリア→ コロンボはウィンドサーフィンのメッカ |
☆アーユルヴェーダの聖地 日々の生活を健康に過ごすための施術 |
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《 インターンシップについて 》 |
◆ なぜこのインターンシップに参加したのか? |
我が東洋大学国際観光学科ホスピタリティコースでは2年次の
夏季休暇中にインターンシップを行うことが必修として組まれて
いるため。
また、将来はホテル業に就きたいと考えているため、これを機と
して自分の想像と現実のギャップを知りたいと感じたためである。
海外のリゾートホテルを選んだ理由は、海外で働いてみたいという
願望とせっかく研修するならば思い切り楽しみたいという気持ちが
半分ずつだったからだ。
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◇ 東洋大学国際観光学科のスリランカのインタシップ紹介ホームページ |
スリランカにあるネイチャーリゾートHotel Tree of Life にて研修。 |
◆ いつ頃どこに行ったか? |
2016,8月14日~9月5日の約3週間
週1日は休み Optional Tourに参加できる設定になっている。
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◆ Hotel Tree of
Life とは? |
◎ 運営会社 「生活の木」の紹介 |
生活の木は、自然の恵みを生活や体の中に取り入れることをコ
ンセプトに、世界51カ国の提携農園から厳選したオーガニック
ハーブや精油、植物油などを直輸入し、ハーブ、アロマテラピー、
スーパーフード関連商品を製造、加工、卸、販売。全国120の
直営店のほか、ハーブガーデン、サロン、カルチャースクールな
どを展開。
ハーブある暮らし「ハーバルライフ」の提案とともに、地球の
自然環境保護の援助、社内でのエコ活動の推進を展開している。
現在では2,500 アイテムの商品を開発。8業態の直営専門店を
100 店、提携店80 店を展開。海外は台湾に3店舗。
スリランカでアーユルヴェーダ-を行うリゾートホテル
「Hotel Tree of Life」を運営。
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◆ 推進している主な事業 |
1.世界で消失していく森林を取り戻すための植林プロジェクト
2.風力やバイオマスによる発電グリーン電力を年間30万㎾h購入。
日常業務に使用。
3.ハーブガーデン薬香草園レストランでの生ごみを処理機で有機
質肥料にコンポスト
4.古紙や雑誌を再生紙の段ボールカートンにリサイクルし販売。
5.マダガスカル生物多様性の山々を守るためのNGOに協力
6.熱帯雨林保全し、椰子油を精製しているボルネオ保全トラスト
・ジャパンへ寄付
7.本社・販売スタッフ全員 「認知症サポーター」
◎ 点字サービス
商品の精油名を点字で表示したシールをパッケージに貼る
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◆ Hotel Tree of Life の立地・環境・特長 |
スリランカのキャンディという旧市街地でもある都市の山林にある
ネイチャーリゾートホテル。
リゾートホテルのタイプとしてはネイチャーリゾートで、敷地内で
は必要最低限のエネルギー量でホテル運営を賄うことで、自然と野
生動物や虫が敷地内に姿を現し、まるで自然の中に人と野生動物や
虫、草木が共存しているかのように過ごすことができる。
◎ エコを追究:
○ 雨水を利用、水を浄化させ、循環させて再利用、
○ 照明の調整(省エネを可視化)、
○ 植樹活動、
○ アールベーターで使用するシャンプー等は水溶性で水の汚染を
防ぐ素材を使用
○ アールベーターで使用する草木の薬草は自家栽培。
◎ アールベーダーのスタッフは日本で研修・日本語を話せる
ホテルのマッサージなどのアーユルヴェーダの部署の方は原宿など
日本のサロンでの研修が必須のため日本語を話せるスタッフが充実
しており、その評判を聞き、多くの日本人観光客が泊まりに来ると
いう。
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◎館内には、毎日のエネルギー、廃棄物、消費量などを掲示。可視化 |
Electricity Consumption
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(電気消費量)
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kwh
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Water Consumption
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(水消費量)
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Lt.
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Diesel Consumption
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(軽油消費量)
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Lt.
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LP Gas Consumption
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(LPガス消費量
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㎏
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Chemical Consumption
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(科学製品などの排水
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Lt.
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Paper Consumption
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(紙の消費量)
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㎏
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Waste Production
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(産業廃棄物)
|
㎏
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◆ 【仕事内容】
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Tree of Life は大きく分けると9つの部署に分かれており、今回は9つ全ての部署を経験した。 |
・Reception
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check 'in 業務、施設説明、団体客・日本人対応、内線電話対応
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・Reservation
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電話対応シミュレーション、見積書の記入やキャンセルの仕方
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・Restaurant
(+Bar, Kitchen)
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シルバー・グラスの種類と配膳位置、テーブルナプキンの折り方
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・Housekeeping :
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ベッドメイキング、ハネムーン仕様の飾りつけ
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・Maintenance
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プールのメンテナンスの方法や機器の名称
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・Ayurveda :
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頭・顔。足・フルボディマッサージのロールプレイイング体験、
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・Human Resource
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ホテル側の経営理念、出退勤・シフトについて
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・Nature
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電気・ガス・水等のメーターチェック、水の循環ポンプの見学
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・Banquet
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式場や会議場となるホールの見学、コース料理の説明、結婚式の見学
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◆ 学んだこと |
このホテルの研修での最大の利点はホテル運営に関わるほぼ全て
の部署を回れたこと。
これによりホテルを1つの企業として見ることが出来、自分が
本当は何をしたかったのかが分かった。
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ハネムーンのお客様へのベッドのしつらえ おもてなしの気持ちを込めて |
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スタンダートの客室 |
清潔なバスルーム |
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コテージ風客室 |
レストラン |
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清水さん撮影 何と、研修中の食事はお客様と同じもの うらやましい |
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料理はブッフェスタイル |
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ホテル内のツリーハウス |
ホテル内野菜農園で収穫 |
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◆ 主な観光地 |
スリランカには6つの文化遺産と2つの自然遺産が点在している。 |
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『まちむら興し塾』・参加者・二次会 |
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前列左から吉田さん、佐藤さん、朝山さん清水さん、樋口さん
後列左から長坂、上松さん、金谷さん |
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清水さん 体験を思い浮かべながら熱弁 |
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コメンテーター 清水さん |
樋口さん |
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1年 吉田さん |
上松さん |
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1年 佐藤さん |
2年 金谷さん |
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朝山さん |
上松さんと1年生トリオ |
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吉田さん 朝山さん |
清水さん 金谷さん |
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